◇◇ 福島県・山形県への旅 思い出記録4 ◇◇
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出発日: 2004/10/15(金)〜10/19(火)
18日(月) 4日目

いつものように朝6時30分出発の準備をする。電車はまだ一本も来ていなくこの辺は始発の時間が遅いのだろうか。洋式トイレに入ったら便座の冷たいこと、思わず「ひゃー」の声が出そうであった。日一日と秋になっていく感じを受けた。
不動明王の滝超簡単な食事を済ませ(いつもと同じおむすび)この町にある不動滝を目指して出発する「真室川駅ありがとう」。国道344号を走り20分もすると案内板があり目的の「不動明王の滝」に着いた。まだもやが掛かっている。朝露がかかった草を掻き分け河原に降りていく階段があり、2分もすると河原に降りられる、とすぐに不動滝が見えた。すぐ上には民家が数軒あり生活観のあるゴミがあちこちに引っかかっていたので少しゴミの整理をしてから撮影を始めた。落差10メートル弱程度、幅広でゆったり観のある滝である。水の流れもちょうど良い感じであった、まだ午前7時前である。
次は近場にある「土倉の滝」を選んだ。地図上では国道344号を八幡町に向かって少し進むと、高坂ダム入り口が右側にある。この林道の奥の滝を見たいのである。ジャリ道の道路は水溜りがあちこちにあり、車のわだちもありスムーズには進めない。相まって一向に霧も晴れず白く染まった風景の中に30分も中に入っていった。 無名の滝右下はダムで堰きとめられた梅花里湖なのだがほとんど見えなかった。突然道路にロープが張ってあり表示板が掛かっている、土倉の滝方面は土砂崩れのため通行禁止とある。ここからまだ数キロありそうで諦めるしかなかった。湖に落ちないように慎重にUターンして引き返すことに。
国道に戻ってしばらく走ってトンネルを越えると白くて周囲が見えなかった霧も嘘のようにない。真室川町と八幡町では全然天気が違うように思える。(トンネルを越えるとそこは・・・・)こんな感じを受けた。 和滝 国道344号線沿いには4-5個の滝があり、途中に表示のない滝も落ちている。ところが写真を見てもどうしてもどの場所で撮影したか思い出せない滝がある。多分「無名滝」と思うのだが結構良い姿をしている。この後道路沿いにある「和滝」に寄る。走っていると大俣川に掛かる和滝橋があり、この橋の上から右に見ることが出来る。ごつごつした岩に特徴があり、水の流れは岩にあたって素敵な模様を描きながら落ちてくる。水は足元まで来てその後道路の下に消えていく。現在の道路が完成する前は滝の前を通っていたのだろう。草が生えていて良く分からないが旧道が今でも残されている。旧道を歩いて2-3分で滝の目の前まで行くことが出来る。
玉簾の滝 滝の中の滝、やっぱり直瀑は魅力的だ、見ていて素晴らしい。周囲を杉の木に囲まれてただひたすら真直ぐに落ちている「玉簾の滝」。東北地方でも魅力のある滝だろう。鳥海山土産屋どこぞの写真倶楽部なのかバスで来て20名ほどが思い思いに撮影をしていた。最近は女性の姿が多く見られるようになった。ほとんどが中高年だが・・・そういう私も年齢的には上位グループに入ってしまうのだろうか?。 国道344号で八幡町に入り、県道366号で升田地区を目指す。滝入り口には大きな駐車場があり、地元の町で運営している土産屋もあったが商売は土、日だけのようだった。この駐車場から鳥海山が綺麗に見えていた。鳥居をくぐって歩いて15分程度で宝泉寺がありすぐ裏手に落ちている。ここは神聖な場所に感じた。
胴腹の滝 清水を汲みに来ている 素晴らしい滝を見た後は綺麗に見えていた鳥海山のふもと、遊佐町にある「二の滝」を見に行く。国道344から345となり県道60号で鳥海山を登っていく。しばらく走ると左側に数人がポリタンクをぶら下げてうろうろしている。遊歩道入り口に看板があって「胴腹滝清水」と書いてあり、話しかけ見た。5分も歩くと清水が湧いており滝となって、その水が旨いと言うことで人気が出たようだ。最近こんな光景を見る機会が多くなっている。滝はと言うと3メートルほどの滝が二筋流れ出てその場所に神様が奉られていた。
胴腹を後にしてどんどん登っていくと大きな駐車場に着き東屋やトイレが設置されている、ここにも熊出没の看板があった。 一の滝 今年はくまの出没が多いと言う、”くわばらくわばら”。 遊歩道もしっかり造られていて安心して二の滝まで行くことが出来、歩き始めて5分もすると一の滝の滝見台のある場所があり階段を降りるとすぐに見ることが出来る。ちょうど太陽の光が当たって滝つぼの色が深い緑で神秘的であった、15分もすると「二の滝」に着く。滝前に吊橋があり正面から見ることが出来、綺麗な弧を描いて落ちている。遊歩道もよく整備されているだけあって滝自体も雰囲気がよく、見ている人を和ませてくれる滝だ。 二の滝 私と同年輩の夫婦が見に来た、やはり山形県の滝巡りをしているとのことであった。この後のスケジュールを訊ねると私と同じコースで次は十二滝を廻るつもりとのことであった。胴腹の滝に寄ってから行くというので「先に行ってます」の挨拶をして分かれた。他に女性軍5人組が来てワイワイガヤガヤ、お先にの挨拶をして退散とした。
平田町を通る国道345号から県道362号に入り道なりに車を進める。途中で「十二滝通行止め」の看板が数箇所置いてあった。ダメモトで行ってみたがやっぱり車ではいけない。ちょうど地元の人が来たので聞いてみた。歩いて行けるか尋ねたところ行けるとの事で早速道路沿いに車を置いて歩いて入る。
雨で小石が流された道路 十二滝 二箇所ほど土砂が崩れてそのままになっていた。道路には雨で流された小石が当時のままで残っている。川のように流れた様子が伺えた。また沢に降りる遊歩道も崩れかかっていて細心の注意が必要だ。滝の茶屋手前から歩きだし滝まで20分ほど掛かった。 やや崩れかけた歩道で沢に降りると滝壺に行くことが出来る。ここでは滝の最下段しか見ることが出来ないので、赤い吊橋で対岸に渡り3分ほど登ると観瀑台がある。ここにこないと「十二滝」を見たことにならない。段数は数えることは出来なかったが水の流れるさまを一望することができる。 展望台では案内板が設置してあった。この滝で山形県の滝見を予定通り終了とする。この後、新潟県に向かい鈴ケ滝を見たいと思っている。
十二滝前の吊橋 国道7号で海岸線を通り南にどんどん下り、新潟県に入った。途中ガソリンスタンドによって新潟県の「笹川流れ」の看板を見たので聞いてみた。海岸の景色がxxxxと言うことであった。日帰り温泉も聞いてみた。「道の駅朝日」の場所に「まほろば」という温泉があると言うので今日はここにP泊しようと決めた。行って見るとちょうど「まほろば」の温泉が工事中のため風呂に入れず、工事の人に尋ねると瀬波温泉まで足を伸ばせば日帰り温泉があると言う、早速行ってみると大きい温泉で入場料850円と少し割高だが良い温泉だった。明日の構想を練りながらゆっくりつかって、道の駅にまた戻って一杯呑んで寝ることに、午後9時30分になっていた。

つづく

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