◇◇ 福島県・山形県への旅 思い出記録 ◇◇
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出発日: 2004/10/15(金)〜10/19日(火)
15日(金) 1日目

紅葉シーズンとなり各地の観光地がにぎわいだしてきた。東北地方の紅葉に合わせて滝見の計画を立てたのは9月の始めであった。
東北地方の紅葉出発するタイミングをはかりながら一ヶ月以上も待ったことになる。時を同じくして秋田県の茶釜の滝オフも計画されていて気持ちが揺らいだが高度恐怖症の春爛漫には無理と判断し、当初の計画を遂行することに決めた。長期の天気予報では5日程度はいい天気になるとの事で出発には絶好のチャンスである。今回も高速道路は使用せず下道で行く計画で出発時間は到着場所から逆算して夜中の0時10分に家を出ることになった。国道50号線から国道4号線を利用して福島県西郷村の雪割渓谷へと車を進める。
一休みの滝途中、白河市で西郷村への左に曲がる場所を見逃してしまい、次の信号を右に曲がってUターンして戻ろうと思い、信号でハンドルを切った。ビツクリはこの瞬間で白河インターの高速道路入り口であった。戻るに戻れず逆走も出来ずやむを得ず次の矢板インターまで進め、また戻ることになった。自分でも馬鹿なことをしたもんだと呆れる始末、高速料金600円とガソリンの無駄遣いであった、また地球環境を汚してしまった。そんなことをしながら午前4時ごろ西郷村に着くと道路沿いに「雪割橋」の案内板があった、まだ外は真っ暗であり道路沿いに車を止めて仮眠することにした。外はすでに秋の真っ只中、気温も下がって10度前後だろうか、エンジンを止めて30分もすると寒い。寝袋を掛けての仮眠となった。夜が明けると「雪割橋」の案内板の前に道があり、ここから渓谷(公園)へ入っていくようになっていた。橋を渡ると公園全体の大きな案内板があり、滝が3つほど書かれている。どれも6メートル前後の小さい滝である。まず「一休みの滝」へ行って見る。鉄骨で出来た梯子が設置されているので簡単に滝つぼまで降りることが出来た。この滝が3つの滝の中で一番下流の滝のようだ。また阿武隈川と合流する地点でもある。写真を撮って階段を上がるとすぐ上流に「夫婦滝」少し離れて「おろちが滝」などあり夫婦滝の観瀑台は滝の上流となり滝自体を見ることが出来ない。もうひとつも小さい滝なので今回はパスとし、「一休みの滝」だけで次の場所に向かうことにした。
明神の滝岩瀬郡天栄村までは中間の大信村を突っ切って進。途中から国道118号に入り鳥羽湖に向かって進み、鳥羽湖を過ぎると大平橋があり手前で右に曲がる。県道237号となり約1キロメートルも走ると左に曲がる道があり初めての橋で止まった、橋の右側を見ると滝が落ちている。これが「明神滝」である。上流の水路と落ちる水の流れが見て取れる。周囲も紅葉づいてあと一週間もすると綺麗だろうと思った。撮影は橋の上からがポイントとなる。
県道237号まで戻って猪苗代方面に向かう。天栄村から岩瀬村に入り道はどんどん狭くなり砂利道となってすれ違いもままならない道路となる。 菅滝20分ほど進んだろうか、隠津島神社の鳥居と神社がありここから50メートルほど進んだ道路沿いにあった。「菅滝」落差7メートルと案内板があるが周囲が崩れているのであまり感じられない。ブナの木等でうっそうとしている中で静に流れていた。
馬尾の滝ここで埼玉県熊谷市の人に出会った。杉の木の絵を描きに来たと云う。近くに別荘があり、そこから来たと云う。なかなか優雅に生活している人にであった。
滝見の後は元の道国道118号まで戻り、天栄村から再び岩瀬村に入る。国道294号を3キロメートルほど進むと道路沿いの左側に「馬尾の滝」を見ることが出来る。落差約10メートルほどで車を走らせながらも見え、止まって見ていく人が結構いるものである。地図を見ると同名の滝が天栄村にもあるが距離があるため今回はパスとした。
乙字ケ滝次は国道118号で須賀川市まで戻る形になり「乙字ケ滝」に向かう。東北自動車道を横切るように進み、町の中に入っていくと阿武隈川に掛かる橋へ、渡り終わった場所に駐車場があった。周囲は小さな公園となり、こじんまりと整備されていた。公園の奥へ進むと乙字ケ滝の全体が見られる場所があり、三脚を立てるのにちょうど良い平らな場所があった。落差がないため水量の増減でイメージが大きく変わるような滝だ。天気も良く水量も程ほどでタイミングが良かったと思う、パノラマ処理を意識して撮影をしてみた。この場所に30分ほど居たが私以外に誰も来る人がいなかった。滝100選の滝なれど今ひとつ人気がないのか、平日で暇な人がいないのか、ちょっと寂しさを感じた。それにしても滝の側にそぐわない建物が・・・・・。
銚子ケ滝今日は朝早かったために一日が長く感じたっぷりと使えるのがうれしい。この後国道4号に向かい、郡山市まで進み国道49号線に入る。また東北自動車道を横切りしばらく進むと磐梯熱海温泉などがあるがその手前を右に曲がって県道24号線に入る。猪苗代に向かって車を進め途中に「あやめ園」や「石筵ふれあい牧場」があり、有料道路手前で牧場方面へ右に曲がる、この場所に「銚子ケ滝」の案内板があり、ここから5キロメートルとある。細い道を山に向かってどんどん進むと駐車場があり、すでに車が2台止まっていた。駐車場から「銚子ケ滝」まで1.4キロ約30分ほど山道を下る。最後の300メートルは結構キツイ下り坂で滝壺まで行くことが出来る。水量があり飛沫も凄い、素晴らしい滝で歩いて来た疲れも一瞬で吹っ飛んだ。堪能した後は坂を下ってきた分だけ当然登りとなりきつくなる。時間もあるのでゆっくりと足を進める。この辺で午後の3時近くになってきた。このあと「遠藤ケ滝」も予定しているが行ってみて行ければ良し、無理ならば翌日と考えながら次の目的地に向かった。
三日月の滝銚子ケ滝から下って途中で左に曲がりショウトカットのような状態で県道30号に入った。後は安達太良温泉に向かって進み温泉を通り越し道の終点まで行くと駐車場とトイレが完備されていた。ここから歩いて20分ほどだが時間を見ると午後4時を少し過ぎたところだ。計算上は5時には戻れるはずと少し急ぎ足で遊歩道に向かった。
遠藤ケ滝この遊歩道もハイキングレベルの道で急な上下はなく予定通りに進むことが出来た。実は東北徘徊の際はぜひ来てみたかった滝がこの「三日月の滝」である。小さいが魅力的な形をした滝で一目見ただけで分かる個性的な滝である。
20分ほど歩くとこの滝に着き、あらためてよかったと思った。時間も迫ってきているのであまりのんびりはしていられない。手際よく??写真を撮って次は奥にある「遠藤ケ滝」に進んだ。この滝から5分もしないうちに着くことが出来た。どうも小さい、イメージが違うような、勘違いか、そんな疑問を抱きながら写真を撮って引き上げることにした。帰りも20分ほど掛かり駐車場について時間を見ると午後5時10分過ぎであたりも薄暗くなってきている。今日のねぐらを探さないといけない。

つづく

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