◇◇ 栃木県日光市雲竜瀑 思い出記録 ◇◇
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出発日: 2006/11/26(日)
AM 6:00出発 〜 PM4時50分帰宅

氷瀑で有名な雲竜瀑を一目見たくて近所の友人に相談したところ、快くガイドを引き受けてくれ、早速計画を練って日程を決めた。
天気予報では下り坂になるような情報で、少し心配ではあったが朝6時に出発して日光に向かった。122号線足尾―日足トンネルで日光市内に入る。11月下旬ではあるがまだ紅葉が綺麗だった。

車は現在地まで
車は現在地まで
ゲートががっちりと・・
ゲートががっちりと・・
霜柱も成長していた
霜柱も成長していた
心配していた天気も・・
心配していた天気も・・

林道最初の九十九折の手前にゲートがあり、ここからひたすらアスファルトの林道を歩く。夜は寒くなるであろう霜柱を見ることが出来た。それにしても今日は天気もよく温かい。

林道九十九折手前で沢に入る
九十九折手前から沢へ
沢から登山へ
沢から登山へ
早川谷の表示が・・
早川谷の表示が・・
やっと林道の終点まで
やっと林道の終点まで

1時間ほど歩き2回目のつづら折の手前から沢に入り時間短縮を狙ったが、逆に険しい山歩きとなってしまった。一山越えたような感じを受けながら進むうちに林道終点にある広場、沢への階段に到着した。

林道終点の階段
林道終点の階段
ここからの目標方面
ここからの目標方面
沢か高巻か思案中
沢か高巻か思案中
高巻途中の測候所か
高巻途中の測候所か

ここで暫しの休憩をする。目標の方向を見ると谷間の間を抜けるように進むようだ。谷間の入口にはなにやら針金が4本ほど張ってあり、土石流などのセンサーと聞いた。広場には監視カメラが設置してあるようだった。
データを見ると高巻いて滝に行けるとあるので、対岸を登ることに決めた。登り口にはリボンがあったのだが、登につれリボンが見えなく踏み後もなくなってしまった。ひたすら沢に沿って登っていくと、間違いに気づき高巻く位置が高すぎたようで沢までの距離が遠くなり絶壁状態となっている。
戻るか、下りる場所を探すか思案、少し先に急斜面だがトラバースできそうな場所を見つけ、30mほど下りると詳細地図にある場所のようだ。所々に踏み跡があるがほとんどないに等しい場所をトラバースし、上を見ると突然、雲竜の上部が見えてきた。

やっとめぐり合えた雲竜瀑
やっとめぐり合えた雲竜瀑
雲竜瀑
雲竜瀑
雲竜瀑
雲竜瀑
滝壺付近から
滝壷付近から

岩場を廻るように進むと滝つぼが正面に見え、80メートル程もあろう滝が2段となって落ちている。滝つぼ付近には虹が出て綺麗だ。すでに氷の塊が数箇所見られる。早速、狭く足場の悪い場所だが写真を撮ることにした。雲竜の滝は3段になっていて着いた場所は2段目の場所であった。撮影後下に降りなければならない。まだ20数メートルあり簡単ではない。岩肌は凍っているので滑りやすく危険である。
今回は20メートルのザイルを用意してきた。ここでザイルの出番である。10メートルほど降りてザイルを掛けなおし2回の使用で最下段までようやく降りることが出来た。時間は11時少し前となっていた。

虹を見ることが出来た
虹を見ることが出来た
すでに氷がちらほらと
すでに氷がちらほらと
最下段から
最下段から
最下段から
最下段から

歩いたコース最下段からの撮影も済み昼食を摂る。滝左側の上流を見るとリボンが見える。見るからにきつそうでありここまでで充分と思った。11時30分食事も終わり帰りは濡れるのを覚悟で沢を下って戻ろうということにした。実はこのすぐ下にもう一段の滝があり、左岸を巻いて降りることになる。ここが一番スリルのある場所で厳しいトラバースの場所だ。互いにザイルを体に巻くか、と言う話も出たが一人落ちると2人落ちてしまうよ!と言うことでやめて慎重に進むことに。
沢を飛び越えること数回・・・だんだんと慣れてくる。一部、岩にへばり付いて下る場所もあったが何とか谷間を抜けることが出来た。時間は早い。30分で抜けてしまった。長靴を用意してくれば意外と簡単かもしれない。
後は階段部分から林道を利用してアスファルトの道を下るのみで帰りの時間は以外に早く戻ることが出来た。今回は無事見ることが出来たのもガイドのお陰である事は間違いない、本当に感謝である。

林道閉鎖の理由:山崩れ防止の工事が行われているため「平成19年11月」まで通行止めになっている。この工事が終了すれば簡単に行くことが出来るかもしれない。

雲竜瀑は思ったとおりきつく厳しい場所であった。が一度経験をすると次は装備を考えれば無理しないで行けそうである。沢に入るのは最小限にし、階段から谷間に向かって進むのが一番早い方法だ。冬の時期になれば沢は凍りつくので歩くのにはこの時期よりも楽になるかもしれないが、冬の林道は何時間歩けば良いのか。

おわり
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