◇◇ 長野県三滝へのドライブ 思い出記録 ◇◇
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出発日: 2004/02/07(土) AM 3:00出発 〜 PM8時40分

乙女の滝今日は気合を入れて滝めぐりをしようと午前3時前に目が覚めた。身支度をして3時に出発だ。群馬県からは幾つかのルートがあるのだが、冬場は県道の山越えは通行止めが多い為、国道254号線で下仁田町を通り「長野県」佐久市に入る。この道ならば雪は全然無いので安心だ。佐久市からは国道141号で佐久町まで進み、299号線に曲がって群馬県上野村方面に向かって進む。しばらくすると山越え通行止めの標識が立っているが、山越え手前まで進むことになる。途中に古谷ダムがあり、そこから10分もするといよいよ通行止めだ。しかしこの先に古谷渓谷があり、「乙女の滝」はこの中にある。道路には雪が10センチから20センチほど積もっているが、車のわだちが山奥まで続いている。ゲートも開いているので自己責任で、このわだちの上を利用して乙女の滝のそばまで行くことが出来た。ここまでで時間は午前6時30分、ちょうど良い時間だ。早速雪の中を歩いて階段を下りていく。橋を渡り沢づたいに10分弱歩くと滝に着く。雪、氷、水、黒い岩、白黒の世界だ。撮影の準備をしていると手足が痛いほど寒かった。温度計がー8度ほどを指している。

箱瀬滝 撮影も終わり、また国道141号線に戻る。寒い思いをしたので次の滝見の前に小海町へと進み街中でホッカイロの売っている店を探して購入する。これから北相木村、今回の目的地の三滝を目指して県道2号線を進む。途中で3差路があり、左に曲がると北、右に曲がると南相木村となる。まずは北相木村へ。相木川に沿ってしばらくすると、左側に大きな案内板が目に入る。「箱瀬の滝」がどのように出来たか、などの訳が色々書いてある。同じ場所に箱瀬橋が架かっていて、中央から滝が見下ろせる。めずらしいまあるい氷が幾つも浮いていた。

ツララの中に逆のツララ 対岸に白いものが見える。周囲には民家も無く綺麗な状態で道路上に4〜5メートル程あろうか、大きなツララが下がっていた。このツララを見るには勇気がいるのだ、頭上から今にも岩が崩れ落ちてくるようで感じがしてならない、怪我をしないうちに早々に引き上げて次に向かった。

浅間の滝 道路の左を確認しながら進むと、三滝の案内板が見えてくる。ここから林道に入って行き少し進むと道路上には雪が積もっている、車は冬の装備をしないと無理のようだ。登っていく途中に三滝の一つ浅間の滝(センゲノタキ)の立て札があった。立て札に矢印が書いてあり、車を止めて周囲を見渡すが滝らしい光景が見えなかった。諦めて林道を進み、終点に大きな駐車場と、トイレが完備してあった。

大禅の滝 階段を登っていき10分もすると「大禅の滝」がデーンとそびえたっている、ここが今回のメインエベントである。素晴らしい氷瀑は本当に松かさのような姿をしている、綺麗な氷で内部は薄い緑か青か魅惑的な色をしている。滝の高さは26メートル前後で全体の85パーセント程度となっていた。氷瀑で有名な滝なので10数人のカメラマンがいて、色々な角度から撮影をしていた。

小禅の滝 すっかり見とれて、この場所に30分ほどいたろうか、重い腰を上げて次の「小禅の滝」へ向かった。少し戻ると道標があり10分程度で着く。こちらの滝は先ほどの滝とは全然趣が違い、よく見かけることが出来る水の流れに沿って凍った滝であまり特徴の無い滝である。こちらは撮影する人もいない、静かな滝であった。

加志屋敷滝 名残を惜しんで次の滝「加志屋敷滝」に向かう。山を下ってまた相木川に沿って奥へと進む。どんどん直進すると二つ目の三滝案内板が見えてくる。そこから100メートルほどか、黒岩橋が架かっており、右側を見ると滝を見ることが出来る。滝壺に降りる道は無い。地元の人に聞いたのだがここだろうということだった。これで北相木村の滝探索を終へ、これから南相木村へと進める。

おみかの滝 来た道を北相木と南相木の3差路まで戻って南相木村に入ると、すぐに大きな大きな案内板が村入り口に立っている。見ると7つの滝が道路沿いに存在する。南相木川に沿って進むと始めに「おみかの滝」の案内板が見えてくる。その合い向かいが南相木村の小学校でその場所に信号機が付いている。駐車場もその場所にあるが、車で滝壺まで下りるには、この信号機から500メートルほど下った場所、左側に赤い郵便ポストがあるので、道は狭いが曲がって坂を下りると河原に出られる。歩いて3分程度で見ることが出来る。滝壺は岩の陰で見ることが出来ない。

ツララ 滝の近くに行くにはトンネルをくぐることになるが照明が自動に点くようになっているがどうも点くタイミングが合っていない。トンネルの中には巨大になったツララと逆ツララが成長している。思わずなでてしまいそうな形状である。また天井から下がっているツララには触れないように気をつけよう、槍のように落ちてくる。 立岩の滝

見終わったとは、また奥へと車を進め、右手に「立石の滝」の案内板が見えてくる。その奥には巨大な立岩がでーんと立っている。上側の滝は岩の間を縫って流れるような滑で下側の滝は7メートル前後の直瀑である。この時期、階段にも雪があるので気をつけようちゃんと滝見台も備えていた。この滝を過ぎると立岩湖が見えてくる。
立岩湖数人がわかさぎ釣りをしていた。

犬ころの滝 次の滝は「犬ころの滝」ふざけたような名前だが色々いわれがあるのだろう。温泉、滝見の湯があり、車20台ほどの客がいた。滝は建物のすぐ横に落ちている。岩の間を縫って流れるような滑である。この時期、階段にも雪があるので滑りそう。気をつけて下りる。氷と雪で写真を撮影するのにメリハリが無くむづかしい。夏場に温泉方々また来たいものだ。この滝を見終わって午後の2時を過ぎてしまった。この後、温泉に入ってのんびりして帰るか、または日没ぎりぎりまで滝見をするのか思案のしどころだったが、地図上で山梨県の清里周辺に幾つかの滝があるので、これから一時間で着くことが出来ればと思い、長野県から山梨県へと移動する。

大滝 ふたたび国道141号線に戻り山越えをし一路「山梨県」清里を目指して進む。高根町にある千ケ滝、宮詞の滝とならぶ大門川の三滝のひとつでもある大滝。始めに千が滝に行ったが駐車場が有料であり、周囲は全て駐車禁止となっている。「有料」の看板を見たとたんに見る気が無くなった。で、次の「大滝」に向かった。国道141号沿いに小須田牧場があり、大きな看板があるのですぐに判ると思う。その会い向かいに案内板が6〜7個重なって付いておりその中に大滝の表示がある。その表示に沿って車を進めると案内板が2カ所ほどあった。国道から5分程度でたどり着く。 駐車場が無いので道路に車を止めたが、観光シーズンでは止める場所は無いだろう。遊歩道は階段となっており、あまり整備はされていないが3分程度で滝壺まで行くことが出来る。滝は上部と下部にあり、大滝は下部の滝を指す。直瀑の素直に落ちる滝で水も綺麗であった。

吐竜の滝 清里駅のそばに大駐車場がある。その駐車場を横切るような道路があり、この道を真直ぐに進み、有料道路に繋がる道に出る。有料道路手前200メートルの場所に左に曲がる道があるので曲がろう、ここに案内板がある。坂をどんどん下りていき、道の終点が「吐竜の滝」の駐車場となる。
吐竜の滝 ここから歩いて5分ほどで滝に着く。道の説明が良く出来ないが有名な滝なので住民に聞くのが一番早い。私も2回ほど聞いた。この時期、駐車場が雪でカチンカチンに凍っていてツルツルであった。特徴のある滝で幅があり、見ごたえがある。でもこの滝は夏向きだろうと思った。もう一度夏場に来たいもんだ。この時期、清里では「氷祭り」?が行われており、商店街には氷の彫刻があちこちに置いてあり、買い物客、通行人の目を楽しませてくれる。

見終わると時間はもう午後の4時30分を過ぎている。家まで4時間を見なくてはならないので本日はこれで見納めとする。
帰り道はまた、国道141号線で長野県に入り、来た道254号線を利用して長野県から群馬県へ戻る。カ−ナビの設定時間は9時30分と出たが意外と道路がすいていたため、予定の8時40分に無事帰宅、走行距離は390キロであった。あーツカレタ。


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