◇◇ 極寒の氷瀑巡りの思い出記録 ◇◇
戻り 
Page 1-1

2006年第一回滝巡り
日程: 2006/01/10(火) 茨城県 袋田の滝・月待ちの滝
                栃木県 龍門の滝
                福島県 夢想の滝
時間: 午前4時発〜午後3時帰宅 距離約300キロ


天気予報では各地で軒並みにマイナスの外気温であちこちの滝で氷瀑が成長し続けていて近年にない寒さが続いている。そういえば茨城県の「袋田の滝」も数年にわたり結氷していないので今年こそは期待が持てそうだ。滝のある大子町のHPを見ると1月6日の結氷状態が載っていた。そこにはほぼ結氷に近いと書いてあった。データから4日過ぎて外気温も下がっているので大いに期待できる。突然ではあるが即実行に移した。
朝4時に家を出発して3時間30分見て7時30分には着くように計画を立てた。これには理由がある。8時を過ぎると人が混んでくる、駐車料金がかかる、トンネルの入場料がかかるなどでありこれらをクリアーするように出発した。途中には道の駅が3つほどあるので朝飯はそこでとることにする。予定通りスムーズに走行でき7時少し過ぎには「袋田の滝」に着くことが出来た。作戦どうりほとんど人が見えない。リックを背負って観瀑台まで進むと先客が2名いた。まずは挨拶を「オハヨッス」・・。
オオーッ、滝に水が流れていない!! 完全に結氷しているではないか、スバラシイの一言。先客の人が「もうアイスクライミングができるねー」などと言っている。カメラを取り出し撮影に入る。太陽がちょうど出始った頃である。
それにしても手先が寒くて痛い−4度位はあるだろう。ポケットに手を入れて暖めながら過ごす。

袋田の滝
滝正面から1
袋田の滝
滝正面から2
袋田の滝
滝正面から3
袋田の滝
つり橋の横から

ゆっくり撮影した後、駐車場に戻るとちょうど8時になった。ここで一旦町の駐車場まで戻り次の作戦を練る。国道まで戻り118号線で「月待ちの滝」まで進める。久慈川と並行して走っているとカメラマンが6−7人がカメラを川に向けている。車を止めて見ると太陽が氷の張った川を照らし赤い反射を求めて待機しているところであった。本当にご苦労さん。皆苦労しているね。
20分ほどで次の目的地に到着する。蕎麦屋さんの駐車場に止めて滝まで行くとここも見事に凍り付いていた。この時間はまだ誰も居ない。店もちょうど準備に入るところだった。この時間はしっかり凍っている為ツララの落ちる心配もなさそうだ。滝の裏側に廻って様子を見る。見事なツララ郡であった。滝壺も私が乗ってもびくともしないほど厚い氷になっていた。
ここではだあーれもいないため自由に好きな場所で撮る事が出来る。30分ほどいたがこの間一人も来なかった。充分堪能してから「月待ちの滝」を後にした。

月待ちの滝
月待ちの滝
月待ちの滝
月待ちの滝
月待ちの滝
滝の裏から1
月待ちの滝
滝の裏から2

国道を北に向けて少し進めると福島県に入り矢祭町にはいる。ここに「夢想の滝」があると聞いたので向かった。しばらく行くと「矢祭駅」が道路沿いにありその奥、久慈川を渡った場所に滝があると案内板があった。
車は道路沿いに駐車場があるので止める。ここから電車の線路を横切って行くと大きな吊橋がある。この吊橋のことを「あゆのつり橋」と言う。ここを渡って150メートルほどで滝に着くことが出来る。凍っているのを期待して行ったが残念ながら周囲のみで氷瀑を見ることは出来なかった。約10メートルほどの滝で水量も少なく雨上がりでないと期待できない滝のようだ。ここは簡単に見て早々に引き上げ帰りモードにする。

あゆのつり橋
あゆのつり橋
凍りついた久慈川
凍りついた久慈川
夢想の滝案内
夢想の滝案内
夢想の滝
夢想の滝

まだ時間的には早いが大子町を後にして途中の鳥山町にある「龍門の滝」に寄ることにした。前回は春先に来た記憶があるがその時は水量が少なく幅の広い滝にしては迫力に欠けていた。
今回寄ろうと思ったのは水量は期待できなくても氷がどの程度なのか見たかったので寄道したのだが、予想以上に凍っていて65メートルある幅広の滝も見ごたえがあった。初めは橋を渡り売店の横を抜けて観瀑台の方から見たのだがこちらから写真を撮るとどうしてもセメントの土手と道路が映ってしまうので対岸の公園に廻って滝に近づいてみた。そばで見るとまた一層の滝らしさを感じることが出来る。
寒いせいかこの時期に滝を見ているのは私だけで独り占めのような感じで写真を撮る事が出来た。売店のおばちゃんもストーブを囲んで動かない状態でした。午前中は一面に雲が覆っていたが、午後からは吹き飛ばされて晴れ間が多くなり気温が上がってきているように感じられた。

龍門の滝
龍門の滝全景
龍門の滝
龍門の滝全景
龍門の滝
龍門の滝
龍門の滝
龍門の滝

今回は4つの滝巡りをすることが出来た。やはり大変でも朝早く起きて行動すると同じ時間でも大幅に範囲を広げることが出来るのを実感した。昔の人が「早起きは3文の徳」などと言っていたが金額ではあらわせないほど徳をしたような感じを受けた。帰りも国道293号線でスムーズに進み午後3時過ぎには自宅に到着することが出来た。

おわり
戻り



inserted by FC2 system